音楽を聞きながら歩くことの違和感
前々から音楽を聞きながら外を歩くことに違和感を感じていました。
音楽を聞きながら外を歩くと不安に感じ、
周りの音が聞こえないことで、危険が感知出来ないような感覚があるのです。
なので僕は外を歩くときイヤホンをしません。
しかし、音楽を聞きながら外を歩いている人は非常に多く、
みんなにこの違和感は無いのかなと密かに思っていました。
この違和感についてコールドリーディングを説明した
「とっさのしぐさで本音を見抜く」トルステン・ハーフェナー著
を読んでいたら理解できました。
ハーフェナー氏によると、
五感の中で「視覚」「聴覚」「触覚」の中で一番優先される感覚は人によって違うらしいのです。
僕は「聴覚」が一番優先されているんじゃないかなと思っています。
聴覚が音楽で遮断されることによって、普段優先されていない「視覚」で
周りを判断することになる。
これが不安定な理由だと思うのです。
逆に「視覚」や「触覚」が優先されている人は音楽を聞きながら外を歩いていても
違和感が少ないのでしょう。
この「聴覚」「視覚」「触覚」の優先される感覚で
人と上手にコミュニケーションを取ることが出来るようです。
ご飯を勧めるときにも、
僕のような聴覚優先の人には「肉の焼ける美味しそうな音がする」
視覚優先の人には「とてもきれいに盛り付けられている」
触覚優先の人には「舌触りがとても良い」
など別々のアプローチ方法が有効になってきます。
中々このような視点を考えたことが無いので、一つ勉強になったなと思います。